名古屋・東京間のリニア開通の影響は?
【 記事追加日時:2017-09-14 13:52:55 】
2027年に東京・名古屋間のリニアモーターカー開通に向け、工事が進んでいます。それに伴い、名古屋の駅周辺も大改編が行われつつあります。最近、名古屋駅周辺でビルの工事が進んでいるのはそういった事情もあるのでしょう。
リニアモーターカーが無事に開通すれば、東京と名古屋の間はわずか40分で結ばれることになります。大阪まで延伸となるとさらに数十年の月日を要しますが、少なくとも名古屋へのリニア開通までは残り10年となりました。再開発への期間を考えれば、今がまさに正念場といったところでしょうか。
東京と名古屋の間が40分で結ばれることになれば、名古屋から東京へ、あるいは東京から名古屋への通勤も可能になります。名古屋は西部の玄関口とも言えるポジションになっていくことが期待できます。
ただし、良いことばかりでもありません。東京まで40分と時間的距離が縮まったことで、今まで名古屋に拠点をおいていた企業が東京に引き上げたり、また名古屋に本社を置いていた企業が東京に移転するといった「ストロー現象」が懸念されています。
東京・名古屋共にビジネスが発展できるありかたを、今から模索しておくべきなのかもしれません。